水害に対応した家づくり
令和になって2回もの大雨により、
被害に遭われたすべての皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
地球温暖化により今まであまり水害の被害がなかったところ
でも床下、床上までの浸水が発生しています。
杵藤地区での、家屋被害状況
令和元年佐賀豪雨(令和元年8月27日からの大雨)
床上浸水 251戸 床下浸水 1082戸
令和3年8月11日からの大雨による被害状況等
床上浸水 328戸 床下浸水 1028戸
続けての水害にどのように対処したらよいのか
多くの方々が悩んでおられると思います。
水害対策として一般的には、次の3案が考えられると思います。
① 建物の1階床を地盤より高くする方法
② 敷地全体を盛土して地盤を高くする
③ 一階を鉄骨造にして生活の場を2階や3階にする
( 現在設計中です。)
①は、地盤より床がかなり高くなることで、
高齢者には日常の生活に支障をきたすと思われます。
②は、盛土するための擁壁や土搬入の費用が莫大になります。
また、道路からの車の侵入ができない場合もあります。
③は、日常の生活が不便になります。
エレベターを設置すれば多少楽になると思います。
又は、昇降イスを設置する方法もあります。
上記3案で支障をきたす部分を解決できる方法として
基礎の部分の形状を変えることで、浸水を防止することができると考えられます。
問題は、建物への人の出入口ですが、玄関や一部の出入口に
市販の止水装置を状況に応じた組合せをすることで解決できると思います。
新築時に、しっかり対応することで、①や②案より安くできます。
すでに水害にあわれた家は、
外部に止水コンクリート壁や防水用品で対応してはいかがでしょう
今までのような床下浸水で済んでいた時代とは異なり
本格的な異常気象が、普通のこととして発生する時代になったような気がします。
今まで住んでいた所を離れがたい方々にとっては、大変なことだと思います。
西一級建築設計事務所では、何か解決策がないか考えていますが
今のところ下記のような解決策は可能ではないかと思っています。
このような方法を試してみたいと思われる方がいらっしゃったら
一緒に取り組んでみたいと思います。
まずは無料相談で、どのような方法が良いのかを
杵藤地区の皆さん、一緒に考えてみませんか